04・5・3憲法記念日に思う


 3日は、日本国憲法が施行されてから57周年です。自民、公明、民主各党が改憲の動きを強めるなか、憲法擁護の集会や講演会、デモ行進などが全国各地多彩に取組まれました。

 現憲法の最大の特徴は第9条に象徴される平和主義であります。これは第二次世界大戦の惨禍の教訓から生まれたものであり、日本人として最も守らなければならないものです。

 連休に映画「コールドマウンテン」を観ました。これはアメリカの南北戦争時の恋愛を描いたものですが、戦争の悲惨さを見事に表現していました。多くの兵士が死に、傷つき、家族の生活も破壊してしまう戦争。私は、あらためて何故人間は戦争するのか、考えさせられました。

 愚かな戦争を起こさないようにと、つくったのが日本国憲法であり、国連憲章ではないでしょうか。イラクでは今も戦争が続き罪のない人々が殺され、傷ついています。アメリカが国連憲章を守っていれば、イラク戦争はありませんでした。

 日本の役割は平和憲法を持つ国として、国連憲章をアメリカも含め世界に順守させるために、働くことではないでしょうか。平和憲法を改悪して、アメリカといっしょに戦争をする国に日本をする事は絶対に許せません。

(日本共産党戸田市議会議員 もちづき久晴)