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 戸田市は、医療行政を推進するための基礎資料を得ることを目的に、2000年7月に「医療に関する市民意識調査」を行いました。
 このほどその結果がまとまり、報告書が出されましたので、その主な内容と特徴について報告いたします。

(2001年6月3日)



●医療に対する満足度
 
はじめに、医療に対する満足度であります。
 定期的に受診している医療機関の満足度では、戸田市内の病院では、満足している68.8%、していない25.5%、戸田市以外の県内の診療所・医院・病院では満足している79.1%、していない19.4%、と戸田市内の医療機関の満足度が市以外より低くなっていました。


 現在の医療の状況の満足度では、満足している26.3%、してない25.5%、どちらとも言えない46.0%、となっています。


 そして、不満の内容については、「診療の待ち時間が長い」が74.8%、「医療費の自己負担が高い」が53.3%、「適切な治療をしてほしい」が49.3%、「食事や生活上の指導をしてほしい」が41.6%、「症状や治療について、わかりやすく説明してくれない」34.0%となっており、医療の現状がリアルに反映していると思います。

●医療の全般的な印象
 
医療の全般的な印象については、「一般の病院や診療所・病院だけでなく市立の医療機関がほしい」が一番多い回答で47.4%もありました。
 次いで、「医療機関を選ぶに当たって何を目安にしたらよいかが、わからない」が42.2%「どの医療機関を受診したら良いか相談する窓口がない」が24.5%、「全体に情報が不足していると思う」が24.1%「市内には気軽に受診できる医療機関が少ない」21.6%、となっていました。
 このことは、医療機関の情報が不足している点と市立病院建設に対する強い要望が反映されたものと考えられます。

●緊急、夜間・休日診療について
 また、緊急時、夜間・休日診療については、「休日診療所」を知っているが78.2%となっていましたが、「平日夜間診療所」があることは、知らないが45.5%もありました。

●救急医療情報案内について
 さらに、埼玉県の救急医療情報案内(24時間テレホンサービス)についても、知らないが80.1%と非常に高く、市民に周知徹底する必要があると思います。