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 戸田市議会は、市長選挙・市議補欠選挙が行われた結果をうけ、3月27日、臨時議会が開かれました。

 新議員の紹介、市長挨拶などのあと、平成会から「合併・政令都市調査研究特別委員会」の廃止動議が出され、共産党、平成会の賛成で可決されました。採決の際公明党、自民クラブ、21世紀、民主クラブは退場しました。

 この委員会は、3月定例議会の最終日3月8日に自民クラブから動議が出され、13対13の可否同数となり議長裁決で強行に設置されたものであり、市民の間からも「審議もせずに強行するのはおかしい」との意見が出されていました。日本共産党は、一旦白紙に戻し充分な審議の上に調査研究の特別委員会を設置すべきとの趣旨で、賛成しました。

(2002年4月)


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 戸田市立図書館のコピーが一枚20円から10円になりました。これは市民から「コンビにでも1枚10円で行っているのに、おかしい引き下げてもらいたい」との要望が出され、日本共産党もちづき久晴議員が一般質問でも取り上げてきました。

(2002年4月)


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 戸田市は地域住民と生徒が一体となってスポーツができる「地域総合型スポーツクラブ」の普及に勤めています。その第一号として喜沢中につくることになり、クラブハウスの建設費と運営費が平成14年度予算で計上されました。

(2002年4月)


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 戸田市一般会計予算は、総額が初めて400億円を超えました。これは新設が予定されている芦原小学校の用地を開発公社から84億8675万円で購入するためであります。
 新しい施策としては、介護保険サービス利用者特例助成2553万円、新曽保育園の移転建設に2億4478万円、高齢者のインフルエンザ予防接種費、水害対策に暫定調整池(柳原)の築造工事費、北戸田駅の改札口からホームまでエレベター設置工事費などが組まれました。

 戸田市では、依然として地方交付税の不交付団体、富裕団体であります。基金は、財政調整基金をはじめ、14年度末で50億8400万円もあり、「厳しい」といいつつも、余裕ある財政運営ができることを示しています。さらに、今回の予算でも、繰り越し金について13年度の補正で12億8220万7千円と計上されているにもかかわらず、14年度の当初予算では4億円しか計上されていません。この差額がそっくり隠し財源となっております。当初から計上されていれば、不足している保育園の建設など子育て支援の充実や中小企業の支援による地域経済の活性化を行うことが十分にできるにもかかわらず、それが計上されていません。

 電線類地中化は、美観的は優れたものがあり、駅前など人通りの多い道路の整備には反対する物ではありません。しかし市役所南通り(旭町沖内線)は人通りも少なく、歩道も広く、電柱も全く通行の邪魔になっていませんが、このような道路に5億6500万円(3年で9億円)の費用をかけて電線類地中化を行う必要があるのか大きな疑問です。市民からも「市民がこれだけ苦しい思いをしているのに、無駄遣いもはなはだしい」と、率直な批判の声があがっています。行うかどうか、市民の意見も十分聞いて検討すべきではないでしょうか。

 教育の問題では、焦眉の課題となっている少人数学級の実現に消極的な態度です。昨今の子ども達を取り巻く環境は厳しく、不登校、いじめ、学級崩壊などに対応する抜本的な対策を講ずる必要が強く求められています。
 公立学校の教職員定数に関する法律の改定が行われ、全国で少人数学級に向けたさまざまな動きがおきています。戸田市よりも財政力の低い志木市では、市長が小学校1・2年生における25人学級を導入するなど、思い切った決断をしました。
 新学期を前にして、学校現場では1クラス減の40人ギリギリの学級になるかもしれない学年に、父母も先生方も頭をかかえ、父母達からは「どうして志木市のように少人数学級にできないのか」との声が起こっています。本市でもこうした市費を投じての少人数学級の英断をすべきだと考えています。

 議会費について申し上げます。議会活動費の海外派遣旅費について、3年間で全議員が参加できるようにとのことで、13年度に続き、14年度も中国・開封市へ11人、一人あたり25万円の予算計上をしています。友好交流は市民主体で行われるべきであり、議員だからといって全員が公費により海外派遣されるというのは、社会情勢を鑑みてふさわしくないと考えます。議長や副議長など、代表者だけで十分ではないでしょうか。

(2002年4月)


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 99年7月の集中豪雨による水害の後、日本共産党は署名活動、議会での一般質問など水害対策の強化を求めて、住民の皆さんと協力して活動してきましたが、3月11日に下水道から緑川に新たに排水を行う排水ポンプ設置工事が完成しました。これにより毎秒356立方cmの排水能力がアップされました。
 さらに、平成15年度に菖蒲川に毎秒2.5トンの排水を行うポンプの設置工事が行われることになっており、そのための設計料が14年度の下水道会計予算に計上されました。


中央の黒いところが配電盤

(2002年4月)


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 もちづき久晴議員は、2月22日次のような一般質問を行いました。

【質問】最近、埼京線が人身事故や車両故障で度々遅れるため、通勤・通学の市民が大変迷惑をこうむっている。市はJRに事故や故障の原因を明らかにさせ、事故や故障対策をなくし、定時運行を確保するよう要望すべきでは。
【答弁】JRは事故などの実態を明らかにしてないが、民間の調査では、埼京線は2001年に29件の遅れ事故を起こし、内19件が人身事故で12日に1件の割合になっている。埼京線の管理が東京支社から大宮支社に移ったので、改善を強く申し入れたい。

【質問】医療に関する市民意識調査の結果をどう生かして、医療を発展させているのか。市立病院はどうなっているのか。
【答弁】医療に対する情報不足が明らかになったので、保健ガイドを発行している。ホームページでも行いたい。医療センターの改善に取り組んできた。市立病院は他市との比較でも医療機関が多いほうなので難しい。

【質問】最近、ひったくり、空き巣、車上あやしなどの犯罪が市内でも急増している。市の対策はどうなっているのか。
【答弁】平成14年度埼玉県警は、400名の増員があるので、市内への配置をお願いする。警察と連携をとって、犯罪防止にあたりたい。

(2002年4月)


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 もちづき久晴議員は2月18日、日本共産党市議団を代表して、次のような総括質問を行いました。

1、小泉内閣の政治姿勢については、(1)アメリカの同時多発テロと小泉内閣の対応、(2)不良債権と構造改革、(3)14年度政府予算案の自治体への影響、の3点について質問。市長は「テロ問題では国会の承認を得て素早く対応した。構造改革を果敢に取り組んでいる。として小泉内閣を評価している」と答弁。

2、健全な「戸田っ子」対策については、(1)児童虐待防止のために、子育て支援センターを全地域に、(2)学級崩壊の具体的対策は、(3)不登校児童生徒に対して、訪問授業、Eメールなどを利用した対応を、(4)学力の向上、健全な学級運営のために30人学級を、の4点を質問。市長は「子育て支援センターは、状況を見ながらふやしていきたい。学級崩壊に近いクラスについては、補助教員を配置している。不登校にたいしては、ボランテア相談員が家庭訪問をしている。訪問授業は研究したい。30人学級については、当面少人数指導で対応したい」と答弁。

3、まちづくりについては、(1)「ガーデンシテイ」など見かけの美しさにこわだっているが、高齢者のライフエリアも考えたまちづくりも必要なのでは。(2)荒川河川敷は、自然環境を生かした整備を。の2点を質問。市長は「高齢者や障害者にもやさしいまちづくりをめざしてニュニバーサルデザインと取り入れている。荒川将来像計画の市民会議で検討していきたい。」と答弁。

4、新行政改革大綱については、「実施計画のなかで平成15年度から保養所の料金、自転車駐輪場の使用料、下水道料金などの市の公共料金の値上げが出されているが、計画通り実施していくのか」と質問。市長は「経済状況などを見て、受益者負担の原則に沿って考えていきたい」と答弁しました。

(2002年4月)