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 戸田市は7月に「市民意識調査」を行いました。その中で合併問題についての集計がまとまり、8月7日発表されました。

 調査は、無作為で3000人に配布し、1401名から回答があり、回答率46.7%でした。これは前回の55,3%を下回るもので、戸田市の将来を決める重要な問題が含まれていた割には、や
や市民の関心が薄いにでしょうか。回答者の性別では、男性38.9%、女性60.2%で男性の低さが目立ちます。

 合併の必要性については、必要とは思わない69.2%、必要と思う9.5%、と市民の70%が合併反対の意思表示をしたことになります。合併に反対する理由の上位5位は、公共料金の値上げな
ど負担が今より増大65.8%、財政状況の良い戸田市には不利62.4%、きめ細かいサービス、住民参加が減少36,6%、市民の視点にたってない30.8%、地域のコミユニテイが薄らぐおそれ21.9%、となっております。

 この結果を受けて、神保国男戸田市長は八日記者会見を行い「市民の考えがめいかくになった。戸田は合併協議には参加しない」とのべ、四市合併・政令指定都市構想に加わらない意向を明らかにし
た。と一般紙で報道されました。

 これで戸田市を巻き込んだ合併は、一歩後退を与儀なくされますが、議会の反省反対が14対14であるため、総務省の強い後押しを背景に、推進派・三市からの巻き返しも予想されますので、これからも合併反対の市民運動が必要だと思います。
 
 




 戸田市議会は、9月2日から定例議会が開催されます。市長提出議案は決算認定15件、報告2件、条例改正1件、財算取得1件、補正予算4件の計24議案となっています。

 決算認定は、13年度予算が正しく執行されたか、予算執行の中で市民にたいする不都合がなかったか、市政全般に渡って検証し、市政改善の参考にする上で大変重要なものです。

 補正予算では、65歳以上の高齢者の肝炎ウイルス(B型、C型)の検査が老人検診で行われることになり、その委託料。今年度も景気対策として、プレミアム付商品券が発行されることになり、その
ために補助金。小学校の給食を自校方式にするための調査委託費など計1億3979万円が計上されました。

 一般質問は11日から3日間おこなわれますが、市民意識調査の結果を踏まえて、合併問題での質問が注目されます。