戸田市議会12月議会の報告

 戸田市議会12月定例会が11月26日から12月15日の日程で開催されました。望月久晴議員と日本共産党市議団は、一般質問で以下の市民要求の実現を求めました。

(1)乳幼児医療費の無料化の拡大と窓口払いの廃止を、
(2)学力向上、いじめ・不登校をなくすため少人数学級の実施を、
(3)教育環境の整備を(トイレの改善、理科室の設備と備品の改善、図書購入費の増額)
(4)コミニティバスを双方向回りにして利便性向上を


12月議会に提案された主な条例

1、職員の給与を平均0,9%を4月に遡って引き下げ、市長、助役、議員、職員の期末手当を0.25ヶ月減額する条例。全会一致で可決。
2、埼玉県が独自で行ってきた68歳、69歳の老人医療費助成を昭和9年・10年生まれに限定し、それ以後の老人には適用しなくする条例。共産党反対したが賛成多数で可決。
3、犯罪の急増している現状を何とかしようと、防犯条例検討委員会を設置して、防犯条例を全会派が共同で提案し可決。


保育園、完全給食実施へ


喜沢保育園

 戸田市の公立保育園では、3歳以上は、主食持参になっているため、改善の強い要望があり、日本共産党も議会でくり返し完全給食を求めてきました。市は、平成16年度から順次実施するとの方針を明らかにしました。


もちづき議員の一般質問
小中学校の修繕費・備品費の増額を

質問 小中学校の施設管理費の修繕費は、学校の規模、校舎の築年数に関係なく一律148万円になっているが、学校の状況に基づいた予算を組むべきではないか。

答弁 必要に応じて総務課の予算でも対応しているが、今後は予算の組み方も検討する。

質問 児童・生徒が大幅に増えているが、備品費は5年前とくらべると30%以上減っている。児童・生徒の増加に見合った措置が必要なのではないか。

答弁 備品費には学校備品と特別備品があり、減っているのは特別備品であり学校備品は減っていないので、授業等に支障はないと思う。


コミニティバスの逆廻りを

質問 コミニティバスが全市的に運行されるようになって、市民から歓迎されているが、一方方向廻りしかないために、「不便、利用しづらい、逆廻りも運行してもらいたい」との市民の要望が沢山寄せられている。逆方向廻りの運行も検討すべきではないか。

答弁 東循環については一周33分で、時間差が比較的少ない点、また、運行経費の増加の割には、利用者の大きな増加は見込めないことによる事業収入の点から、現状の収支差の拡大は避けたいと考えます。西循環及び美笹循環については、事業収支の面から見ると、料金収入と運行経費の差が膨大になると考えられるので、現状での両方向運行は困難であると思います。