日本共産党市議団
目的不明確な議員の海外派遣に反対

 6月議会最終日、海外姉妹都市への議員派遣についての採決が行われましたが、日本共産党市議団は任期中全議員が参加することを前提としていること。派遣目的が不明確であることの理由で反対しました。

 戸田市議会は、姉妹都市交流を行っているオーストラリアのリバプール市に7月24日から29日の日程で議員を派遣します。目的はリバプール市の表敬訪問、中学生海外交流派遣団の交流状況の視察となっています。しかし、リバプール市では不正問題があり、現在のところ、市長及び議員は在籍していない(今後4年間)とのことであり、当初予定していた議会との交流もできない状況となっており、何のための派遣なのか全くわかりません。

 日本共産党は、姉妹都市交流は、市民間の交流を中心の行うべきであり、議会の交流については、何人かの代表で行うよう主張してきました。しかし戸田市議会では、4年間の任期中全員が行くことを前提に予算を組んで進めているため、全員が行く必要はないとして反対してきました。

 今回は、特にリバプール市の市長、議員がいないという状況もあり、日本共産党市議団は、5月26日、議長と各会派代表に海外派遣を中止するように申し入れを行っていました。

(2005年6月29日)