県南都市問題協議会地方分権研究部会
市川市長の行財政改革について講演受ける



 分権部会は、2月2日市川グランドホテルで千葉光行市川市長の「地方分権時代における行政改革」と題して講演を受けました。市川市ではいろいろな改革が実施されましが、そのいくつかを紹介します。

 昇任制度改革では、課長試験、主幹試験を面接官も含めて民間委託で実施、しがらみを廃して公正・公平・透明性の確保を図っている。
 職員採用では、優秀な人材を採用するため、学歴、年齢制限を15年度から撤廃、15年度は例年の3倍の5350人の応募があった。採用者の最高年齢は四三歳、平均年齢二九歳。16年度は最高五一歳、平均三十歳。優秀な人材の確保ができている。
 勤務評定では課長職を部下も評価する360度評価を実施、問題があれば分限処分もある。
 すこやか応援隊は、子育てで悩んでいる家庭を訪問して、相談と支援を行う事業。第三子の保育料無料化を実施。不登校児童生徒に対する離島体験留学が大変効果があり、多くの子が不登校から立ち直っている。すこやか健診(小児生活習慣病健診)を実施、31%が所見あり、健康指導に大きな効果。
 ボランティア活動を促進するため、納税者が選んだ市民活動団体にその納税者の市民税の1%相当額を支援する「市民活動団体支援制度」を17年度から実施などユニークで独創的な事業を次々と実施していることに驚きました。

(2006年2月16日)