06年2月議会
望月議員 日本共産党市議団を代表して総括質問

 望月久晴議員は、2月20日の本会議で神保市長の市政方針に対して、日本共産党市議団を代表して下記の通り総括質問を行いました。



議員 日本経済は、株高、大企業収益の伸びで景気の回復が言われているが、一方で派遣労働、パート、請負など低賃金の非正規雇用が広がり、所得格差拡大が大きな問題となっている現状をどうみるか。

市長 競争は一定必要だが階層化、所得格差拡大は問題であり、弱者救済も必要であると思う。

議員 行政に営利目的の経営手法を取り入れる理由は何か。自治体の目的と矛盾しないのか。「経営改革プラン」の具体的にどういう内容か。

市長 行政管理により質の高いものにするためで、「経営改革プラン」は「行政改革大綱」に変わるもので今年度中に策定する。

議員 行政評価の中に、市民の評価をどう取り入れるのか。

市長 行政評価は事務事業評価と政策評価を合したもので、外部の評価はない。今後は監査委員を含めた評価を考えている

議員 地域協働する上で、「行政の持つ情報を積極的に提供し」とあるが、積極的公開とは具体的にどういうことなのか。

市長 様々な行政情報を行政経営白書にまとめて市民に提供したい。

議員 18年度予算案は政策的経費も枠配分をしたそうだが、何を基準に各部に配分されたのか。

市長 8月中に各部からのプレゼンテイションを受けて決定した。

議員 特養の待機者は280名もおりますが、今後どうしていくのか。

市長 自立支援を充実し、訪問介護など在宅支援に重点を移していきたい。

議員 4月に民間保育園「戸田こども園」が開設されるが、今後の待機児の推移はどうなるのか。

市長 「戸田こども園」の開園で90名が入所可能になる。20年度北戸田にもう一園できる。

議員 夜間の小児救医療体制の充実はどうなるのか。

市長 夜間休日診療所のあと中央病院で10時から翌朝まで週3日一次救急診療を行うことになった。

議員 少人数学級の導入についてどう考えているか。

市長 現在小学校1・2年で35人学級を実施しているが、全学年で行うには、国・県の基準があり、国県の動向を見て検討したい。

議員 平和都市宣言20周年記念事業はどういうものを行うのか。

市長 親子3組を公募で募り、広島に平和大使として派遣する予定である。

(2006年3月3日)