06年6月議会での望月久晴議員の一般質問
市民に負担を押し付ける戸田市経営改革プラン


公立保育園の民営化は問題

議員 経営改革プランで公立保育園の22年度民営化実施が打ち出されているが、市民が求めているのは、民営化ではなく、より質の高い保育である。民営化は行うべきではないのでは。

福祉部長 民間の保育園と公立の保育園では、保育サービスに質に差はないと考えている。運営費に大きな差があるので、保護者の理解協力を得て進めて行きたい。


下水道料金値上げ中止を

議員 平成12年度以来値上げしていないことを理由に、20年度下水道料金の値上げが実施とあるが、市民生活に大きな影響を与える。一般会計からの繰り出し金もあるが、戸田市の財政力から見れば問題になる額ではないので、値上げは見送るべきではないか。

都市整備部長 戸田市の下水道料金は他市と比べて、安い大変やすいこと、一般財政からの繰り出し金が大きいことなど下水道事業の健全経営をめざして検討していきたい。


増税に追い討ちの国保税値上げ見直しを

議員 国民健康保険税の値上げを19年度実施とあるが、市民の所得が伸び悩み、定率減税・老齢者控除廃止で税負担が増えている中での国保税増税は問題ではないか。

福祉部長 国保会計は危機的状況にあり、一般会計から12億円の繰入金を受けている状況であり、何とか改善したい。

議員 確かに大きな繰入金はあるが、戸田市の財政力は埼玉一で他市との比較でもダントツであり、自治体の財政状況から見れば問題ではないのでは。

福祉部長 国保財政の健全化と安定化を図るため、税率の適正化が必要と考えております。

(2006年8月11日)