「放射性物質の不安に応え、
安全な学校給食を求める要望書」を提出

市長に要望書を提出 17日、日本共産党市議団は、羽富正晃戸田市教育長に対して「放射性物質の不安に応え、安全な学校給食を求める要望書」を提出しました。
 最近でもシイタケや栗から放射性物質が検出されるなど、食べ物の放射能汚染のニュースが日々流れるなか、「子ども達が毎日食べる給食は安全か」と、保護者から不安の声があがっています。子どもの内部被ばくを調べるため、自費で尿検査を行う家庭も出ており、川口市でも10歳の女児から放射性セシウムが検出されています。こうした事態を受け、横浜市や川口市では、すべての給食食材の検査を行っており、蕨市でも検査機器を購入し毎日検査を行うとの報道がされました。一方、戸田市では給食食材の検査は早期に実施したものの、その内容は月2回、3品目に留まっています。心配する戸田市の保護者から、「戸田市も毎日・全品検査をしてほしい」との要望が市議団に寄せられました。
 市議団は、「川口や蕨でも食品検査機器を購入するとのこと。戸田市でも購入し、全品検査を。整うまでは出来る限りの安全対策を」と教育長に対策を求めました。羽富教育長は、「検討して回答する」と答えました。

【日本共産党市議団の要望項目】
1.給食の選択権を保護者に与えるとともに、弁当持参や牛乳辞退等を選択した保護者と子どもに対して不利益を被らないようサポートすること。
2.給食の食材検査を、月2回、3品目から増やし、毎日、全品に対して行うこと、及び検出下限値を引き下げること。全品検査が行われるまでは、汚染度の高い地域の食材は極力避けるようにすること。
3.シイタケや栗などリスクが高いと報道されている食品に対して、サンプリング検査を行うこと。また、数値が明らかにならないうちは使用を停止すること。
4.米の放射線量数値を確認し、公表すること。分からないうちは古米使用を継続すること。
5.給食食材の産地を、事前に各学校のサイトやプリントなどで公表すること。