3月議会報告 |
もちづき久晴議員は、3月3日本会議で日本共産党を代表して、神保市長の市政方針に対して総括質問を行いました。 アベノミクスで格差が拡大市民の生活は苦しくなっている 議員 神保市長は、<はじめに>の部分で、「法人企業の利益が過去最高水準に達し、大手企業の賃上げが17年ぶりの高水準になるなど、景気の緩やかな回復基調が続いている。」とアベノミクスを評価しています。しかし、市民の生活は、非正規労働者の拡大、年金の引下げ、円安による食糧品価格の上昇や消費税の増税で、賃金の伸びが物価上昇に追いつかず、大変苦しくなっています。
福祉の切り下げと使用料金等の値上げで 議員 市長は「住み続けたいまち戸田」というブランドの確立をめざしてと言っていますが、様々な公共料金の値上げ、福祉の切り下げで戸田市は住みづらいとの市民の声が増えています。
県下一の財政力を 議員 戸田市の財政力は、26年度財政力指数、1.189で、川口市0.945、さいたま市0.972を大きく上回っています。市民一人当たりの税収額プラス地方交付税でも戸田市は206千円で、川口市162千円、さいたま市180千円を大きく上回っています。また27年度の予算執行の中で、税収の増額や不用額で多額の余裕財源が生まれ、12月補正で財政調整資金に4億円、3月補正で、財政調整基金に10億2千万円、公共施設等整備基金に9億円、都市整備基金に2億円で、合計25億2千万円も基金に積み立てを行っています。これだけの余裕財源があるのであれば、国保税と介護保険の引下げ。トコバスの70歳以上の高齢者の無料化。介護従事者、保育士などの賃金の補助。奨学金の全額返済を半額返済に。などの市民要求を実現できないか。 市長 財政力指数の高さに安住することなく、今後の高齢化等の見込みも踏まえた中長期的な財政収支の視点から政策決定を行うことが、責任ある行政のあり方である。ご質問の4点につきましては、今のところ考えておりません。
抜本的対策な待機者対策を 議員 平成28年4月から認可保育園の定員は239名が増えていますが、新たな定員増は120名で、実質は120名しか増えていません。2次選考が終わった時点で待機者は366名も出ています。抜本的対策な待機者対策が必要であると思いますがどうか。 市長 昨年策定した5か年の「子ども・子育て支援計画」に基づき、施設整備中心に計画的に推進して行く。3歳以上は幼稚園の預かり保育等の拡充を図ります。
3月9日、自転車駐車場の登録料金についてのもちづき久晴議員の一般質問。 自転車駐車場料金、 質問 自転車駐輪場の登録が始まってから料金について「3倍は上げ過ぎでないのか」「こんなに上がっては、家計が大変」など、市民からご意見が沢山わが党によせられた。今回の値上げは総額が年間1億円以上になるが、新料金の根拠は。 答弁 新料金は受益者負担100%の原則に立って、ラックの償却費、土地の賃借料、自転車駐車場の管理運営費等10年間で市の歳出が約8億2千5百万円と算出されたことから割り出し、料金を設定しました。 質問 今回の自転車駐車場の料金改定は、ラックを固定式から自転車の出し入れがしやすい、スライド式にすることと、出入り口にゲートを設置して盗難などの安全性を高めるということでした。新規に負担した費用は、ラックの入れ替え工事費590,000千円、設計業務6,525千円、施設改修費10,000千円、自転車安全対策費5,000千円、償還利子12,300千円、人件費40,385千円、ゲートや防犯カメラの設置費184,762千円、合計848,972千円です。これを10年で償却しますと。1年の新規負担分は84,897千円、ここから、25年度、26年度の平均利益25,500千円を引きますと1年間の純負担分は59,397千円これを登録台数の10,000台で割り12か月で割ると、一台あたりに新規負担分は494円になります。こうしますと一般1100円、学生860円で十分運営にできるはずです。 答弁 指定管理者の一般管理費が約3千万円あり、仮に利益が出れば市に6割が納付されることになっている、料金については適切だと思います。
[2016/4/17] |