DiMAGE Z2 スタビライザーの巻


2004/04/04公開
2007/08/05追記
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カメラの手ぶれ防止には三脚が一番ですが、
日常持ち歩くのは重くてちょっとじゃまだし、
急ぐとき、三脚を準備するのがタイムロスを生むし、
どうしたものかと思っていたら
なぽちゃんのホーム・ページを拝見して
手ぶれ防止スタビライザーという素晴らしいアイデアに驚嘆し
さっそく真似して作ってみました。

まずはその作り方を参考に、
ヨドバシカメラとホームセンターで部品を調達し、
下のようなスタビライザーを作りました。



スタビライザー(stabilizer)とは「安定装置」みたいな意味です。
この片方(写真左端)に三脚ねじでカメラを取り付け、
延びているもう片方(写真右端)を肩口などに当てることで
手持ちぶれを少なくすることができるというすぐれものです。
なお、こういうカメラ専用のものがあるわけではありません。
(このへんの詳しいことについては手ぶれ研究所をご参照ください)
使ってみると、これは軽量で、
たしかにカメラのホールドがすごく安定し、
あらためてその威力とアイデアに驚きました。
 ※全長27cm/費用976円
 ※スタビライザーの威力の詳細は
  手ぶれ補正スタビライザーの巻富士山周辺・白糸の滝等をご覧ください。
  それはもうビックリです!


その後、ヨドバシカメラの三脚売り場で
「フリープレート」(三脚にカメラを2台取り付けるプレート)
ストレート型というのを見かけ、
これはと思い、下のようなものを作ってみました。



↑ まず、これが「フリープレート」の裏側。
溝が左右に2つあり、カメラを取り付ける三脚ネジが
両方についています。溝に沿ってネジ位置を動かせます。
真ん中の穴は三脚取り付け用。
 ※HAKUBA フリープレート/ストレート型 KPT-03
  長さ28cm×幅3cm、厚み7mm、重さ115g/1911円




↑ これが「フリープレート」の表側、というか、
カメラを取り付ける側。
コルク仕上げになっています。




↑ 片方のネジを取り外します。




↑ ホームセンターの「カー用品」売り場で見つけた
「ショックノンテープ」という
クッション性のある内装用テープ(黒色)を1枚使います。
 ※エーモン 内装用テープ/ショックノンテープ  ITEM No.1751
  15cm×23.5cm、厚み2mm・2枚入り/280円)




↑ プレートのネジを取りはずした側(写真右側)に
「ショックノンテープ」を取り付けました。
これでOK。




↑ 完成したスタビライザーにZ2を取り付けたところです。
カメラを構えてみると、「ショックノンテープ」が肩のところで
ちょうど良い滑り止めになり、いい感じでホールドできます。
(レンズ保護のためレイノックス製Z1用アダプターとMCプロテクターを常用しています)

また、プレートの溝がスライド式であるおかげで、
カメラの取り付け位置が可変となり、
スタビライザーとしての長さの調節ができるほか
下のように、ふだんは短くしておくこともできます。




↓ こんなふうに手で持てるのもいい感じです。




短くできるので、プレートをカメラに取り付けたまま、
↓ こんな感じでカメラケースにも収まります。
  これだと取り出してすぐに使えるのがうれしい。
  (なにやら忍者みたいな雰囲気も気に入ってたりして)



 ※カメラケース
  エツミ トライアングルII  E-3172 BLACK 定価2,800円
  (カメラにアダプタリングやズームレンズを付けたまま収納可能)





DiMAGE A200でもスタビライザー使用。
DiMAGE A200には強力なアンチシェイク(手ぶれ補正)がついていますが、
スタビライザー使用で、さらに手ぶれ補正しっかり。




α-7DIGITALでもスタビライザー使用。
α-7DIGITALにも強力なアンチシェイク(手ぶれ補正)がついていますが、
スタビライザー使用でさらに手ぶれ補正バッチリ!



参考にさせていただいたなぽちゃんのホーム・ページには、
さらにいろいろな研究・アイデア、それに素晴らしい写真が
満載、超おすすめです。ぜひ訪れてみてください。



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by T.Kanemitu
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